私達「日本の建国を祝う会」は、前身である「建国記念の日奉祝会」と「奉祝運営委員会」とが改組し、昭和62年に発足した団体です。
昭和41年、建国記念の日が法制化されると、紀元節の復興運動推進団体であった「紀元節奉祝会」を受け継いだ「建国記念の日奉祝会」が発足し、昭和53年からは「奉祝運営委員会」を組織して、政府後援の式典を開催してきました。
昭和60年からは、新たに結成された「建国記念の日を祝う会」により首相参列のもとの式典が開催されたことで、「建国記念の日奉祝会」は独自の式典は開催せず、「建国記念の日を祝う会」の式典に参列してゆくこととなりました。
しかし、「建国記念の日を祝う会」が昭和61年3月に財団法人「国民の祝日を祝う会」へと財団化し、式典の趣旨から神武天皇建国の意義が除かれ、政府主催化も求めないと表明されたことから、 この2点を重要と考える「建国記念の日奉祝会」と「奉祝運営委員会」は「日本の建国を祝う会」へと改組し、独自の式典を開催することとなったのです。
その後、「国民の祝日を祝う会」の政府後援による式典は、首相の参列がなくなるとともに、平成17年からは記念コンサートの開催のみ(平成18年は1月に開催)となって、次第に活動は停滞し、平成18年3月には会自体が解散いたしました。
現在、建国記念の日をお祝いする行事は、当会が開催している奉祝行事の他、各地で開催されていますが、残念ながら政府主催の奉祝行事は未だ行われていません。諸外国が建国を祝う行事を、国を挙げて大々的に催していることに比すれば、大変残念な状態です。祝日法の意義を踏まえれば、政府主催の建国記念の日奉祝行事を実施していくことが本義であることは申すまでもありません。
当会は発会以来、多くの団体の参画・ご協力により運営され、毎年東京において政府関係者や各国外交団を招いた中央式典を盛大に開催するとともに、原宿・表参道を中心としたパレードを実施して、建国記念の日をお祝いしてきました。
これからも当会は、神武天皇肇国の意義を踏まえた建国記念の日奉祝行事の政府主催化を目指して関係機関に働きかけるとともに、奉祝行事の一層の活性化と意義啓発に努めてまいります。
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